2020-11-04 宇宙ゴミ(デブリ)収集と対デブリ防御シールド実験開始

Launchspace Technologies Corp.は、10月28日にエアバスとの契約を発表した。国際宇宙ステーションのバルトロメオ(Bartolomeo)プラットフォームを使用して、宇宙ゴミ(デブリ)収集と対デブリ防御シールドのペイロードを12か月間テストする。バルトロメオプラットフォームはISSに取り付けられる曝露実験のための船外実験プラットフォーム。

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2022年に開始する予定のテストでは、Launchspaceは、ISS上の破片の衝撃、力、軌道上のデブリの位置を記録するセンサーを備えた破片衝撃パッド(Debris Impact Pads)を備えたバルトロメオプラットフォームからデータを収集することを計画している。このデモンストレーションは、Launchspaceがデブリ収集ユニットを赤道低軌道に送る道を開くように設計されている。 10月28日のニュースリリースによると、デブリ収集ユニットは、1〜50ミリメートルのサイズのデブリを捕捉し、衛星の邪魔にならないように操縦するように設計されている。

ニュースリリースによると、Launchspaceが収集する予定の小さな破片は小さすぎて地上からは追跡できない。そのため、衛星はデブリを回避するために必要な警告を受信できない。

ペイロードと科学実験を搭載するように設計されたバルトロメオプラットフォームは、今年初めにISSコロンバスモジュールに取り付けられた。エアバス、欧州宇宙機関、NASA、ISS国立研究所は、パートナーシップを通じてバルトロメオを運営している。

Launchspace Technologies Corpは、Launchspaceが設立した技術系企業。もともとLaunchspaceはマーシャル・H・.カプラン博士が宇宙技術系専門家を育成するために1970年に設立した訓練プログラム。詳細は https://www.launchspace.com/