2016-12-16 ソフトバンク 超小型衛星通信の米企業に1000億円以上投資へ

通信大手のソフトバンクグループは、低い軌道を周回する超小型の人工衛星を使った通信事業を計画しているアメリカのベンチャー企業「ワンウェブ」に、日本円で1000億円以上を投資する方針を固めました。
関係者によりますと、ソフトバンクグループが投資する方針を固めたのは、アメリカのベンチャー企業「ワンウェブ」で、日本円で1000億円を超える金額を投資します。
この会社は、アメリカのIT企業、グーグルの元幹部らが設立し、今後、低い軌道を周回する超小型の人工衛星を600以上、打ち上げて、開発途上国や災害現場を含めて、世界全体でインターネットを接続できるようにする計画を打ち出しています。
「ワンウェブ」は計画を実現するための資金の調達を進めていて、航空会社などを運営するイギリスのヴァージングループや、ヨーロッパの航空機メーカーのエアバス、それにアメリカの飲料大手コカ・コーラなども事業の有望性を見込んで投資しています。(NHK)

(編集者コメント:予定衛星軌道は高度1200kmの極軌道。18軌道の各プレーンに38個の衛星を投入し、全部で648個を打ち上げる。通信帯域はKuバンド。)