2016-05-12 火星に無人宇宙船、18年にも

米宇宙ベンチャーのスペースXは、民間企業としては初めて、火星に向けた無人宇宙船レッドドラゴンを2018年にも打ち上げると発表した。自社ロケット「ファルコンヘビー」で打ち上げ、エンジンの逆噴射による火星への着陸を目指す。

 火星への着陸は、米航空宇宙局(NASA)が、比較的小型で軽量な無人探査機をエアバッグで包んだり、パラシュートで減速させたりして行っているが、6トンもある大型の宇宙船を着陸させる試みは初めて。火星入植を目指し、物資や人の輸送を見据えた実験となる。ドラゴン宇宙船は現在、国際宇宙ステーションへの物資補給に利用されている。【共同】