2006-11-16 韓国航空宇宙産業、ロッキード・マーチンと協力強化

韓国航空宇宙産業(KAI)は16日、米航空宇宙企業のロッキード・マーチンと戦略的協力関係を強化するための覚書(MOU)を締結したと明らかにした。

両社は今後、超音速訓練機「T−50」の海外輸出に向け共同マーケティングを強化し、米国市場進出を目指して相互協力する計画だ。韓国空軍をはじめ、全世界のF−16戦闘機やC−130輸送機の改造・改良事業のほか、無人航空機市場でも協力するとしている。

 KAIとロッキード・マーチンはこれまで、KF−16事業とT−50開発を共同で成功させている。現在はT−50の輸出に向け両社が共同マーケティングチームを構成して輸出活動を展開中だ。

 鄭海ジュ(チョン・ヘジュ)社長は、今回の覚書を通じて国産航空機T−50の海外輸出だけでなく、事業の多角化や追加受注などでKAIが世界的な航空メーカーとしての発展に向けた土台が整ったと話している。