2004-10-20 中国が初の実用静止気象衛星:「風雲」

新華社電によると、中国四川省の西昌衛星発射センターは19日、中国初の実用静止気象衛星「風雲2号C」の打ち上げに成功した。中国は今後数年以内に、さらにいくつかの同型衛星を打ち上げる計画で、気象観測システムの段階的な整備は中国軍の軍事作戦能力向上にも貢献すると見られている。

 「風雲2号C」は中国が独自開発した気象衛星で、同日午前、「長征3号A」ロケットで打ち上げられた。今後、赤道上空の東経105度の位置に静止、地球表面の3分の1をカバーし、画像を地上に送信する予定。中国は1988年に最初の気象衛星「風雲1号A」を打ち上げて以来、これで計7つの気象衛星を打ち上げたことになる。(読売新聞)