2008-12-18 中国主導により、アジア太平洋宇宙協力機構(APSCO)発足

 中国の通信社・中国新聞社によると、「アジア太平洋宇宙協力機構(APSCO)」が16日、北京で正式に発足した。宇宙開発における政府間協力を推進する組織としては、「欧州宇宙局」(ESA)に次ぐ存在となる。中国が主導するもので、参加国はバングラデシュ、イラン、モンゴル、パキスタン、ペルー、タイの7ヵ国で、現在、インドネシアとトルコが加盟手続き中。

 中国メディアによると、同機構は宇宙の平和活用の実現を目的に発足されたもので、地球観測衛星や通信衛星を打ち上げる予定。加盟国間の協力を通じて技術や人材を育成し、各国の宇宙開発能力を高めるという。