2008-08-06 韓米首脳会談:宇宙開発でも協力

 韓米両首脳は6日、軍事・安全保障面での協力はもちろん、各分野での全般的な協力拡大が韓米同盟を一層強化させるという原則に従い、経済や民間分野での協力拡大についての案にも同意した。

◆月探査ネットワーク事業など宇宙開発でも協力

 李明博(イ・ミョンバク)大統領は「韓米両国が宇宙開発、科学技術衛星、月ネットワーク事業など、航空宇宙分野での協力を強化することで合意した」と明らかにした。中でも最も関心が集まるのは、米国航空宇宙局(NASA)が推進する「国際月探査ネットワーク(ILN)」事業への参加だ。このプロジェクトは月表面に6カ所から8カ所の移動式、または固定式の科学基地を段階的に設置するもので、NASAは2013年と2014年に月表面に二つの ILN着陸船を送り、科学基地を建設する計画だ。

 ILNへの参加が関心を集めるのは、韓国独自の月軌道探査船や月着陸探査船の打ち上げ関連技術確保に決定的なチャンスになるとの期待が集まるからだ。韓国政府は2020年に月軌道探査衛星を打ち上げ、2025年には着陸探査船を打ち上げることを目標としている。また2010年完成予定の国際宇宙ステーションで両国が共同で実験や研究を行う道も開かれた。(朝鮮日報)