2007-08-02 Wiworld社、タイ・ニュージーランドに衛星アンテナ輸出:韓国

総額160万ドル規模…東南アジア進出拡大の契機に

大徳所在の衛星アンテナ専門メーカーWiworld社(代表 パク・チャング)はこのほどタイとニュージーランドで同社の放送用衛星アンテナと双方向アンテナである2-wayアンテナの輸出契約を結んだと7月30日に発表した。

まずWiworld社はタイの衛星事業者でタイ最大の通信事業者であるSSAグループと放送用衛星アンテナおよび2-wayアンテナの輸出契約を締結した。

同社によるとSSAグループの系列社であるSBI(SHIN BROADBAND INTERNET)社と今年7月から年末までに第1次として総額30万ドル規模の車両用アンテナの輸出契約を締結した。

Wiworld社はまたSSAグループの系列社であるSHIN Satellite社が使用する2-wayアンテナシステムを来年から開発するとの内容のMOU(了解覚書)を取り交わした。SHIN Satellite社は放送コンテンツと営業網を保有しているタイの衛星事業者。

Wiworld社の関係者は「SHIN Satelliteとのプロジェクトはわが社が今後3年以内にタイをはじめとする東南アジア市場で3000万ドル以上の売り上げを達成するためのよい機会となるだろう」と話している。

さらにWiworld社はニュージーランドのA社と今年7月から2008年までに130万ドル規模の衛星アンテナを供給する契約を締結、今後ニュージーランドとオーストラリア市場でも製品販売が増加するものと期待している。

パク・チャング社長は「これまで主にヨーロッパ、米国、日本へ放送用アンテナを販売してきたが、今回のタイとの契約およびMOUはわが社のビジョンであった2-wayアンテナ市場に本格的に参入する契機となった。何よりも米国の競争社を抑えてタイの事業パートナーとなったことを誇りに思う」と述べた。(大徳)