2008-08-13 UPアエロスペース、ロッキードの支援で超小型ロケット2回目の打ち上げ成功

ニューメキシコ州で民間宇宙港を運用するニューメキシ宇宙港機関(New Mexico Spaceport Authority:NMSA)によると、昨年の4月に民間初の商業用サブオービタル小型ロケット打ち上げに成功したUPエアロスペース社は、宇宙産業の巨人ロッキードマーチンの委託で、8月12日に第2回目の打ち上げに成功した。

この打ち上げはロッキード社からの要求に従って非公開で実施された試験打上げであった。ロッキードは最先端ロケット打上技術を積極的に検討を進めているが、低コストで短期打ち上げ準備期間を可能とするUPのロケットに興味を示していた。

今回の打ち上げの成功は、民間打ち上げサービスの発展を期待するNMSAにとっても朗報となっている。本格的な垂直式商業打ち上げサービス開始は2009年第一四半期を予定しており、バージンギャラクティックが計画している水平離陸の打ち上げサービス開始は2010年を予定している。