中国は7日、無人探査機「嫦娥5号」を年内に打ち上げ、月面サンプルを持ち帰る計画を明らかにした。人民日報が報じた。
宇宙当局によると、嫦娥5号は現在、最終段階の試験中で、8月以降に打ち上げ可能な状態になる見通しだという。
月面探査計画の担当者によると、月面のサンプル採取や高速での大気圏再突入などが伴う今回のミッションは、これまでで「最も複雑で難しいミッションの一つ」になるという。
中国は、世界で初めて月面裏側への着陸を試す無人探査機を2018年までに打ち上げ、2036年までに宇宙飛行士を月面に着陸させることを目指している。(ロイター)