2009-09-30 ロシア、2015年に軌道上研究施設 "Oka-T"を打上げ

ロシア宇宙機関、ロスコスモスによると、ロシアは2015年に新しく国際宇宙ステーションに接続する宇宙研究施設、「Oka-T」を打上げる計画である。Oka-Tは、自動操縦宇宙ユニットで、国際宇宙ステーションの研究施設の一部となる。宇宙技術、物質科学等の無重力実験に利用される。この施設は実験結果が出たときだけ宇宙ステーションにドッキングし、実験装置を交換したり維持管理したり、また物資の補給といった場合のみISSと接続し、通常は分離した状態で飛行する。

重量は8トンで、マイクロエレクトロニクスとナノエレクトロニクス技術の開発、合金の生産、複合材料の生産、生物学的物質の生産といった研究に使用される。現在、このユニットはロシアの複数の宇宙関連企業によって製造されている。寿命は5年間の予定。