2005-08-23 日本、新型「コンコルド」の試験飛行計画

JAXAは音速の2倍で飛行する弓矢型の飛行機打上げ試験をオーストラリアで来月予定している。最初の実験が3年前に失敗して以来の試験となる。JAXA広報によると改善が行われたと述べている。
実験が成功すると、乗員300人の航空機を開発する目標に向けて大きく前進することになる。東京-ロス間を3時間で飛行することになる。また実験では、先ごろ調印されたフランスとの3年間に及ぶ共同研究にも含まれる。予定ではオーストラリアのウーメラ試験射場で9月15日から10月15日の間に打上げされる。打上げにはロケットが使用され、機体に実験機が馬乗せされる。

予定ではロケットは実験機を高度20kmまで輸送し、その後切り離してマッハ2のスピードで飛行する。15分間の飛行後、パラシュートで減速し地上に軟着陸する。10億円の研究がうまく行くとJAXAはジェット推進飛行機の試験を行う予定である。

三菱重工やEADSを含む日仏の防衛企業は1億9千万程度の年間研究費を分担する。フランスと日本のジョイントベンチャーには日本航空機開発、JAXA、三菱重工、川崎重工、富士重工、石川播磨重工の各社が参加する。フランス側はEADSとサフラングループ(旧SNECMA)が参加する。