2008-12-22 10年後には恋人と行きたい「宇宙旅行」

かつては SF 小説の中だけだった宇宙旅行が、現実になろうとしているが、一般ユーザーの実感はどうだろうか。

インターネットコム株式会社とアイブリッジ株式会社 リサーチプラスが行った「新年の抱負」に関する調査によると、ユーザーの約4分の1が、10年後には宇宙旅行に行きたい、と考えていることがわかった。

調査対象は、全国20代から60代の男女300人。男女比は、男性49.3%、女性50.7%。年齢別では、20代17.7%、30代36.3%、40代29.3%、50代13.7%、60代3.0%。

全体300人のうち、「10年後の未来に宇宙旅行を実現したい」と思っているユーザーは24.3%(73人)。約4分の1が、宇宙旅行に関心があるわけだ。

ところで残りの75.7%(227人)に対して、思わない理由を聞いてみたところ、「旅費が高そう」(131人)というのが、理由のトップだ。

現在は一般人にはとても手が届かない高額の旅費だが、これはいずれ改善されるかもしれない。そうなると、宇宙旅行の需要はもっとあがるだろう。

また、「10年後の未来に宇宙旅行を実現したい」ユーザーに、誰と行きたいか聞いてみたところ、「恋人あるいは配偶者」(56人)、「子供」(25人)、「一人で行きたい」(12人)という結果になった。(調査協力:アイブリッジ株式会社 リサーチプラス)

(編集者コメント:興味あるアンケートだが、一概に宇宙旅行と言っても高度100km程度の弾道飛行から、軌道飛行やステーション滞在型の本格的宇宙旅行、さらに月までの飛行とか火星旅行など、いろいろ可能性は広がっている。しかしかつて日本人に宇宙旅行に関する市場調査を行った結果、宇宙旅行に行きたいと答えた50パーセント以上の人々が考える旅費は、100万円程度と答えている。期待と実態にかなりのずれがあることから、宇宙旅行関係のアンケートの場合、どのレベルの宇宙旅行を希望するのかを、明確にして質問すべだろう。そのことでさらに詳細な市場調査が可能になるというもの。米国の場合、高度100kmの弾道飛行の市場調査を大々的に行った結果、1500万円が妥当と答えている。この数字がバージンギャラクティック社の宇宙旅行価格となっている。いずれにしても、宇宙旅行への興味は増幅してゆくだろう。(AI))