2006-07-10 月周回衛星「嫦娥1号」、搭載曲の選出活動スタート

国防科学技術工業委員会の黄強報道官は7日、中国初の月周回衛星「嫦娥1号」の打ち上げが2007年になるとの計画を発表した。同時に「嫦娥1号」に載せる楽曲の選出活動が7日からスタートすると宣言した。「中国青年報」が8日伝えた。

「1970年に打ち上げられた中国初の人工衛星、”東方紅1号”の時には、『東方紅』という曲を宇宙から転送した」と黄報道官は紹介する。それから36年を経て、月周回衛星「嫦娥1号」には30曲が搭載され、月の周回軌道に乗った後、地球と38万キロ離れた宇宙の彼方から、美しい音色が地球に届けられる――。

今回の楽曲選出には公開投票の形式が採られる。「中国電視報」の紙面または「中国探月」ウェブサイトを通じて投票が可能。用意された約150の候補曲から選ぶか、あるいは他の曲を推薦することもできる。投票は8月9日に締め切られ、10月に結果が発表される。(人民網)